睡眠サポートサプリとして注目を浴びているメラトニン。 今回は人体の「松果体」という部位に関連した記事です。 この記事ではメラトニンと脳の松果体の関係を説明し、人間の睡眠作用がどの様に機能しているのかを解説しています。 人間の睡眠メカニズムは、
- 光を浴びると松果体がメラトニンの分泌を抑制し、人は目覚める
- 光を浴びていない間、松果体はメラトニンを分泌する。眠くなる
以上の様なメカニズムで、松果体と言う脳の一部分からメラトニンは分泌されていました。
メラトニンと松果体の関係
メラトニンとはサプリメントの名称ではなく、人体に備わっている「ホルモン」の名称です。 メラトニンがホルモンとして人体に働きかけることで、生活リズムの調整を行います。 松果体とは、メラトニンを分泌している人体部位のことです。 この部位があるからこそ、メラトニンを分泌することが可能で、人間の生活リズムの調整が行われます(サーディガンリズム) 以上の二つについて詳しく解説していきましょう。
メラトニンの特徴
1:サーカディアンリズムを整える
松果体から分泌されるホルモン。 下等動物からヒトまで、季節のリズムや概日リズム(サーカディアンリズム)の調節作用をもつ。
メラトニンはサーカディアンリズムという機能を調整しています。 これは体温調節と似たような機能で、生活リズムを調整してくれる機能(起きるべき時に起き、寝るべき時に寝るような機能)です。
メラトニンのホルモンとしての機能
- 夜間に分泌が促進され、昼間には抑制される
- サーディガンリズム(生活リズム)を整える
- 睡眠サイクルと関係がある
- 不眠症や寝つきの改善などが見込まれる
つまりメラトニンは、睡眠サポートを目的としたサプリメントの成分としてよく使用されているのです。
メラトニン分泌の仕組み
メラトニンは網膜から入った光刺激が松果体に到達することによって、分泌量の調整が行われています。
- 網膜から明るい光の刺激が入る
- 松果体に刺激情報が達する
- 松果体がメラトニンの分泌の抑制を行う
- 日中にはメラトニン分泌量が低く、夜間に分泌量が数十倍まで増加する

松果体とは
松果体とは、脳の中心に位置する部位です。 メラトニン分泌、抑制の機能を行なっています。 (少しスピリチュアルな世界では「第三の目」だなんて形容されている部位です。ここでは割愛させていただきます。)
人間の睡眠ロジック
以上のようなメラトニンと松果体(しょうかたい)の関係性を比較すると、人間の睡眠のメカニズムを理解することができます。
良い睡眠を得るため行うべきこと
睡眠の質を上昇させ、生活の質(QOL)を上昇させるためには、メラトニン分泌の仕組みを理解しておけばこれ以上に心強い味方はいないでしょう。
- 人間は光を浴びるとメラトニンの分泌を抑制し、目覚める
- 光を浴びなければメラトニンは分泌され続ける。なかなか目が覚めない
したがって、一般的に言われている 「朝目が覚めたらカーテンを開けよう!」 「夜寝る前にスマートホンは触らないほうがいい」 などどいう文言には以上のような仕組みが関係しているのですね。
メラトニンサプリメントはどの様に利用するべきか?
メラトニンサプリメントは、体内のメラトニン量を増幅させることで睡眠の質を上昇させることを狙いとしたサプリメントです。 ここまでに書いたことを参考に考えてみれば、サプリメントとの付き合い方も変わっていきますよね。
1:夜寝付きが悪い時に服用する
寝付きが悪い時にメラトニンサプリメントを服用すれば、体内のメラトニン濃度が上昇し、速やかに眠りに入ることができるでしょう。
2:航空機内で服用する
航空機内、特に海外に行く方なんかにもオススメです。どうしても眠れなかったり、寝付きが悪い時にメラトニンサプリメントを服用しましょう。